第40回勉強会報告  2009.12.5

    「いい川をつくるため、みんなを川に連れていこう!」
               〜観察会など水辺に親しむときのアドバイス〜
 川づくり会議みえの勉強会も40回を迎えることができました。
 記念すべき第40回の勉強会は、
「いい川をつくるため、みんなを川に連れていこう!」〜観察会など水辺に親しむときのアドバイス〜
をテーマに行われました。
 
 普段自分たちのフィールドで活動する際必要である、@観察会を開くとき指導者としてのマニュアル A生き物調査をするときの注意すべき法律の様々 をテーマに講師先生に教えていただきました。

 まずは、川上代表幹事の挨拶です。

 @三重県農水商工部 竹内 泰介さん からは、
 「みんなを川に連れていこう!!」〜観察会を行うためのアドバイス〜
 と題して、観察会を行うときの手順や注意点を教えていただきました。

 詳しくは、三重県農水商工部水産資源室のHP 
       http://www.pref.mie.jp/sukyokyu/hp/mienoumi/manuals.htm
                              をごらんください。
 

参加者に楽しんでもらうことが大切であり、参加者が川で何か考えることこそが最も重要。参加者が、川と生き物たちと触れ合うことで、川を好きになることで川の大切さと、私たちと川や海とのつながりを感じ取ることができる。

自然に関心を失ってしまった人が、自然を大切にできるはずがない。

という言葉が印象的でした。

参加者の皆さんも熱心に・・・

A三重県教育委員会 西村 和也さんからは、「水辺の生き物調査をするときの留意事項」
〜希少生物保護の観点から〜
と題して、生き物にかかっている様々な法律についてお話しいただきました。
西村先生は、たとえば、動物愛護法をうらしま太郎の挿絵で示すなど、むずかしくとっつきが悪い法律を楽しくわかりやすく説明してくださいました。 しかも、三重県の条例や三重県の指定希少野生動植物種などについても詳しく説明いただきました。

タナゴの仲間やイシガイの仲間が絶滅の危機にあるが、「持って帰らない、店で買わない、川で楽しむ。」3原則がそれを防ぐそうです。

余談ですが、次の日ペットショップで、絶滅危惧種!!と書かれたタナゴが売られていました。みんなが買うから業者が取りに来る→絶滅
の道になるのですね。(タナゴの水槽は、希少種 と書かれた札の多いこと・・・)

「いろいろ法律はありますが・・・
みんなが川を知らないと、川がよくなっていきません。みんなで川で遊びましょう。」と西村さんも締めくくられました。
竹内さんも西村さんも、共通点は「自然を楽しみ知ってこそ、川を大切にできる」ということでした。これからも、川で楽しみ、また、川遊びの楽しさをたくさんの人に伝えていきたいと思いました。
勉強会の後はいつもの場所で意見交換会。
それぞれが活動していることの情報交換や今後の活動について話が盛り上がりました。

それにしても、皆さん酒豪ばかり・・・(@_@;)

                                          (M)